埼玉産業人クラブ（増田文治会長＝マスダック社長）は11月9日、さいたま市浦和区の日刊工業新聞社さいたま総局、会議室で分科会を開きました。さいたま総合研究所（さいたま市中央区）経営承継事業部の長谷川勇氏が「これで万全！経営承継・虎の巻」をテーマに講演しました。

　長谷川氏は円滑な経営承継のポイントを事例を交えて紹介。「教育、後継者の最終的な絞り込みまで、10年くらいかけて準備をしたほうがよい」と指摘したほか「中長期計画を後継者や幹部候補生に作成させ、経営者感覚を身につける機会を設けるべきだろう」と述べました。参加者は熱心に耳を傾けていました。懇親会では互いの近況を語り合うなど会終了まで大いに盛り上がりました。