埼玉産業人クラブ（増田文治会長＝マスダック社長）は12月14日、さいたま市浦和区の日刊工業新聞社さいたま総局、会議室で分科会を開きました。さいたま総合研究所（さいたま市中央区）ものづくり事業部の間舘正義氏が「モノづくり中小企業のグローバル戦略−採算性の判断−」をテーマに講演しました。

　間舘氏は「今や日本の製造業は中国と韓国を避けて通れない」として、コンサルタントとしての経験に基づき2国の実情を紹介。「中国では何よりも価格が優先される」「韓国では各企業の手掛ける領域が細分化されている」などと述べました。参加者は熱心に耳を傾けていました。

　懇親会では、参加者同士が海外での成功や失敗などについて語り合い、親交を深めていました。