埼玉ちゃれんじ企業経営者表彰(主催T埼玉産業人クラブ、後援・埼玉県、埼玉りそな銀行、日刊工業新聞社)の第1回表彰式が20日、パレスホテル大宮(さいたま市大宮区)で開かれました。式には、上田清司埼玉県知事が祝辞にかけつけ、埼玉産業人クラブの会員ら約130人が見守る中で受賞者に表彰楯と記念品をそれぞれ贈呈しました。
第1回の埼玉県知事賞に輝いたのは、金属製ガスケットを開発、従来のソフトガスケットに代わって新市場を開拓し業績を伸ばしている日本メタルガスケット(熊谷市)社長の植田耕作氏。埼玉産業人クラブ会長賞は、視聴覚障害者用の情報機器で圧倒的な世界シェアを誇るケージーエス(比企郡小川町)社長の榑松武男氏に贈られました。
また特別賞として、メトラン(さいたま市)社長のトラン・ゴック・フック氏、先端力学シミュレーション研究所(和光市)社長の大崎俊彦氏、関商店(久喜市)社長の関勝四郎氏の3氏が表彰されました。
表彰式の祝辞で上田知事は、「日本一の中小企業・ベンチャー企業立県宣言」を打ち出した埼玉県の経済・産業発展にとって「受賞者のような企業がより多くの育っていくことが大切」と、受賞者を祝いました。
また表彰式では、「受賞記念プレゼンテーション」を行い、受賞者がそれぞれの企業の生い立ちや経営者としての苦労、将来の抱負などを語りました。表彰式後の懇談会では、埼玉りそな銀行の利根忠博社長による乾杯の発声で、受賞者と参加者が大いに交流しました。