埼玉産業人クラブ・人材開発部会（荒川和夫部会長＝埼玉県カウンセラー協会会長）は7月14日、さいたま市中央区のホテルブリランテ武蔵野で部会を開きました。平和産業の大竹功一社長が「人材の再開発」をテーマに講演。自身の経験を踏まえながら、人材創出の勘所を熱弁しました。

大竹社長はこれまでの経営を振り返り「中小企業の経営者には、信頼できる4〜5人の取り巻き人材が必要」と持論を展開。社員の能力を引き出す重要性を強調しました。その一環として「中国の工場で働く現地人の人材育成計画を、力のある社員に任せている」と独自の人材育成法を紹介し参加者の関心を集めました。講演の最後に大竹社長は「人材はまさに“人財”。100年に一度と言われる不況も、喜怒哀楽をさらけ出して社員と一緒になって乗りこえれば必ず道は開ける」と語り、会場を盛り上げました。