経営研究部会、CSRをテーマに筑波研究学園都市で1泊研修
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埼玉産業人クラブ(住田正利会長=住田光学ガラス社長)は9月2、3の両日、「CSR(企業の社会的責任)を考える」をテーマに経営研究部会の1泊研修会を筑波研究学園都市(茨城県つくば市)で開きました。経営士の上田隆一氏を講師に、参加者で中小企業がCSRに取り組むための仕組み作りや課題などについて意見交換しました。また初日には霞ヶ浦でヨットを試乗体験し、2日目は筑波宇宙センターを見学しました。
上田氏は「中小規模の事業者にとってはCSRに関する情報は少なく、取り組むための人材や時間、振り向ける資金もないという4大障害がある」と現状を分析。社内全体で負担感なく、自発的に取り組む環境整備の必要性を強調しました。また組織における「社会的責任体質の評価システムモデル図」では、CSRが人材育成や経営健全性などと関連して企業の持続的発展につながることを明らかにしました。これを受け、参加者からはCSRと結びつきの強い環境問題を中心に活発に議論しました。
一方、ヨットの試乗体験では、風向きや強さ、波の大きさなどを考えながらの操舵に参加者も挑戦。操舵の難しさを会社の経営と重ね合わせた参加者も。2日目の筑波宇宙センター見学は、ロケットや人工衛星の開発、宇宙飛行士の訓練内容などの説明を受け、最先端の宇宙工学を学ぶ機会となりました。
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