オーガニックのソース工場からハイテク情報端末工場へ
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〜高橋ソースと沖電気本庄工場、話題の本庄早稲田を訪ねて〜
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企業PR研究部会(藤池誠治部会長Tデサン社長)は9月15日、高橋ソース(埼玉県本庄市)本社工場と沖電気工業・生産サービスカンパニー(MSC、同市)を訪問しました。JR上越新幹線の新駅「本庄早稲田」が3月に開業し、注目される埼玉県北の本庄市。同市を起点に事業を展開する両社を訪ね、見聞、見識を広めるとともに県北地域の今後の可能性について考える機会としました。
高橋ソースは戦後まななく創業。近年は、ソースの原材料にこだわり、無農薬・減農薬の野菜や香辛料を使ったオーガニックソースを次期主力製品に育てるべく努力を続けています。原材料は契約栽培で国内各地から仕入れているほか、「有機栽培は海外の方が進んでいる」(高橋博志社長)ことから、米国、ブラジル、アルゼンチン、コスタリカ、ドイツ、イタリアなどからの輸入も多いとのことです。「日本でも有機JAS(日本農業規格)が浸透しはじめ、05年4月には鶏豚牛などの家禽(かきん)類にも拡大される」(同)と、国産オーガニック製品がそろう日も近いようです。
一方、沖電気MSCは、グループ内のATM(現金自動預払機)や通信機器の製造のほか、外部からの生産受託(EMS)に取り組んでいます。欧米系の大量生産型EMSと異なり、多品種少量、環境対応を生かして業績を伸ばしています。
生産効率化のため7年前からJIT活動に取り組み、03年に自主活動に移行しました。工場内を案内された会員からは「JITの精神が隅々まで行き渡り、全従業員に徹底されている」との声が聞かれました。
2工場を見学した後、本庄早稲田駅に隣接する早稲田大学本庄国際リサーチパークを見学しました。埼玉県児玉町に場所を移して懇親会を開きました。
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