ゆったりと、なごやかにビジネスミーティング、
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埼玉産業人クラブ・05年新春賀詞交歓会 |
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埼玉産業人クラブ(住田正利会長=住田光学ガラス社長)は1月28日、「新春賀詞交歓会」を日刊工業新聞社との共催によりホテルブリランテ武蔵野(さいたま市中央区)で開きました。今回は「ゆったりと、なごやかに有意義なビジネスミーティングを」と銘打ち、恒例の賀詞交歓・懇談に加え、会の中盤で「ビジネスミーティングたいむ」を設けました。出席者は約130人で、産業人クラブならではの交流の場となりました。
会の冒頭、住田会長の呼びかけで、新潟中越地震やスマトラ島沖地震の犠牲者の冥福を祈って黙とうしました。住田会長は「05年は景気の踊り場と言われている。沈滞ではなく、文字通り優雅に踊る年としたい」とあいさつしました。また来賓のあいさつに立った埼玉県の馬場竹次郎労働商工部長は、県が05年1月から取り組んでいる「企業誘致大作戦」について触れ、「2年間の短期集中で、クイックに、ワンストップで、オーダーメードの企業誘致をします。些細なことでも情報提供を」と協力を求めました。
一方、「ビジネスミーティングたいむ」では、新入会員や大学関係者のひとことスピー
チがあり、新入会員と既存会員との親交を図るとともに、さらなる産学連携のきっかけとなる場となりました。ひとこと≠ナは終わらずに大いに語る会員が少なくなく、時間が足りないくらいでしたが、大竹功一副会長(平和産業社長)の中締めで散会しました。
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「ビジネスミーティングたいむ」では、04年度の新入会員30人のうち、当日参加した14人が壇上にあがり自社の取り組みなどをアピール、日本工業大学、東京電機大学、埼玉大学の関係者も各大学を大いにPRしました。スピーチの主な内容は以下の通りです。 |
◇日本ピストンリング・森谷文昭社長
「昨年末に創立70周年を迎えた自動車部品メーカーです。入会を機に県内での交流を深めたいと思います」
◇先端力学シミュレーション研究所・大崎俊彦社長
「理化学研究所発のベンチャー企業です。略称のASTOMは、明日富むという願いを込めました。積極的に理研のノウハウを活用してください」
◇メトラン・新田一福(トラン・ゴック・フック)社長
「出身はベトナムです。ビジネスを通じて日本とベトナムのためになることがあれば協力させてください」
◇ツジイインダストリー・辻井健郎社長
「薄型の鋳物づくりを武器にしています。埼玉県産業技術総合センターなどと連携し、さらなる技術開発に向けて研究を続けています」
◇シード・浅川正敏社長
「会社の名前の通り、ビジネスの小さな種となれるように頑張ります」
◇STSシステム・佐野正修会長
「電気自動車やグリストラップなど環境関連事業を手がけています。設立5年ながら、全国に築いた販売ネットワークを駆使して営業展開しています」
◇杉田電線・杉田幸男社長
「通信用ケーブルなど、細くて長いもので御要望があれば、ぜひお声をかけてください」
◇川口鍛工所・石田哲専務
「金属を鍛えて、建設機械や産業機械、トラックなどの部品をつくっています。異業種の方々とお会いして、いろいろ勉強したいと思います」
◇デサン・藤池一誠常務
「12月29日生まれの年男です。まだ35歳の駆け出しです。よろしくお願いします」
◇アキュラホーム・丸山秀隆企画開発部次長(宮沢俊哉社長の代理)
「大宮の住宅メーカーです。先頃、当社社長の宮沢が日刊工業新聞社の経営者顕彰で青年経営者賞をいただきました。これを励みに頑張っていこうと思っています」
◇三国コカ・コーラボトリング・金子俊雄総務広報環境部部長(八藤南洋社長の代理)
「会社は桶川市にあります。埼玉県、群馬県、新潟県で清涼飲料水やコーヒー、ワイン、健康食品を販売しています。今後ともよろしくお願いします」
◇埼玉県技術士会・下垣光太郎会長
「会員約150人の技術士の集団です。ご相談お持ちしています」
◇経営システム研究所・豊田賢治 取締役
「経営コンサルタントをやっています。産業人クラブはしっかりとした経営理念を持っている経営者ばかりだと思います。企業のホームドクターとして頑張っていきます」
◇平野技術士事務所・平野輝美代表
「技術士をやっております。今後ともよろしくお願いします」
◇日本工業大学・原利次副学長
「4月から社会人向けの専門職大学院を開設します。場所は神保町です。とりわけ中小企業の幹部候補のみなさまにMOT(技術経営)を学んでいただければと考えています」
◇東京電機大学・齋藤之男理工学部教授
「ピカッと光るエンジニアを育てるのが当大学のミッションです。卒業生たちをよろしくお願いします」
◇埼玉大学・野長瀬裕二地域共同センター助教授
「会場にいらっしゃ方で、既に訪問させていただいた所も多くあります。うちはまだだという企業があれば声をかけて下さい」
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