埼玉ビジネス研究会（小原敏治会長＝小原歯車工業社長）は７月２８日、英国出身の経営者、コリン・ヤーカー氏を招き、第２回研究会を日刊工業新聞社さいたま総局で開きました。

エピソードを語る ヤーカー氏

今年度からスタートした「いかにビジネスを発展させたか〜オヤジから学ぶ」シリーズ第２弾で、ヤーカー氏が「日本でのビジネスの難しさと易しさ」をテーマに、日英のビジネス文化の違いについてエピソードを交えて語りました。

ヤーカー氏は、ビジネスで問題が発生した場合、「日本では、取引先が一緒になって解決しようとするので仕事しやすい」とする一方で、「欧州に比べ、求める要望が実用的でない」とも指摘しました。また来日した当初の生活面でのとまどい、創業した際の銀行の対応などを体験をもとに具体的に話しました。

活発に質疑討論する参加者

参加者は、表情豊かな「得意の」日本語での同氏の話しぶりに、笑顔を見せながらも熱心に聴き入り、講演を受けてビジネスの内外の違いについて活発に質疑討論しました。