埼玉ビジネス研究会（小原敏治会長＝小原歯車工業社長）は５月２０日、０４年度の第１回研究会を小原歯車工業（埼玉県川口市）で開きました。メンバーの会社や工場を訪問し、互いに切磋琢磨していこうという趣旨で新たにスタートさせた「じっくり訪問シリーズ」の第１弾で、若手経営者ら１４名が参加しました。

　小原社長は「創業７０周年、『未来型工場』完成で進化する企業」と題し、０３年８月から始動させた「プロジェクトＫ」を中心とする同社の取り組みを紹介。「あくまでも創業の地、川口で頑張っていきたい」と強調するとともに、改修工事中も通常操業しながら納期遅延を起こさない同プロジェクトのエピソードを交えながら新工場を案内しました。

　昼食をはさんでの討論・懇談では、社員一丸となった取り組みなどに話題が集中。小原社長は「これからはこの設備をどのように生かしていくかを会社全体で考えていきたい。プロジェクトＫは始まったばかりだ」と答えました。