「地域社会とともに〜ものづくり半世紀の存在感〜」
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小菅会長、ものづくりに賭けた半生を語る
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埼玉ビジネス研究会(小原敏治会長=小原歯車工業社長)は、2月28日に05年度最後の研究会を日刊工業新聞社さいたま総局の会議室で開きました。
今回は「いかにビジネスを発展させたか〜オヤジに学ぶ」シリーズの第7弾で、講師は小菅一憲東洋パーツ会長。小菅会長は「地域社会とともに〜ものづくり半世紀の存在感」をテーマに、若手経営者らを前にモノづくりに賭けた半生をひもとかれました。
小菅会長は、過去の経営決断と対応を中心とする経験を具体例をあげ、「もうかる仕事は長続きしない。もうからない仕事でどう利益を上げるかを考えるべきだ」と持論を披露。また経営目標が初めての経営診断で決まった経緯を紹介しながら、「地域社会に貢献できる会社づくりをすることが大切」と強調しました。
参加した会員らは、企業経営だけでなく歴史、神道や仏教などにまで幅広い見識を持つ小菅会長の話に引き込まれ熱心に聴き入りました。また質疑応答では、体験談からビジネス成功の秘訣を得ようと積極的な質問が続き、「モノづくりは人づくり」という小菅会長の話なども飛び出し、時間を大きくオーバーして議論を深めました。
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