埼玉産業人クラブ・埼玉ビジネス研究会(小原敏治会長=小原歯車工業社長)は、12月26日、経営コンサルタントの菅原務氏を迎え、ミニ講演と交流を深める恒例の『望』年会を開きました。菅原氏は「バリューベネフィット技法で企業の競争力を高める〜CIA流経営診断・改善技法」をテーマに講演。その後の交流会では、参加者から日ごろの経営の悩みや、自社のバリューを上げるための具体的な方法についての質問などが相次ぎました。
菅原氏は、出版したばかりの自著をテキストに価値で利益を生み出す経営技法を中心に解説。これからの営業の役割として「ご用聞きに終わるのではなく、いかにニーズを創造するかが企業のバリューを生み出す方法の一つ」と指摘しました。また「利益の出ている会社は企業文化が高い」など、経営コンサルタントしてさまざまな企業を見てきた菅原氏ならではの実体験に基づく話も数多くありました。
交流会では、質疑にとどまらず、新社長としての悩みなど本音の声も飛び出し、菅原氏からは「市場の流れを変える新商品の開発が本当の開発」などのアドバイスもありました。また新卒採用やシステム更新への取り組みなど新年に向けて抱負が語られました。 |