埼玉産業人クラブ・NITEC埼玉産学交流会（長谷川勉会長＝長谷川鉄工所社長）と埼玉ビジネス研究会（小原敏治会長＝小原歯車工業社長）は6月26日、合同で例会を開きました。2月にオープンしたばかりの「和光理研インキュベーションプラザ」を訪問、入居企業と交流するとともに、理化学研究所のモノづくりに関わる研究室を見学しました。

　 同プラザでは、入居企業で埼玉ビジネス研究会のメンバーでもあるリンクサーキットの萩原玄社長と、エコウィンズの小俣精一社長が会社概要などをプレゼン。この中で萩原社長は「開発、営業の両面でのバックアップは大きい」とインキュベーション施設に入居するメリットを強調しました。また、理研からは、産業界との連携を推進している「知的財産戦略センター」の取り組みなどが紹介されました。

　 その後、参加者はプラザ施設をまわって入居企業を訪問。さらに隣接する理研に移動し、金属やプラスチックなどの革新的な加工技術を開発している「大森素形材工学研究室」、研究用の実験装置などを開発、製造している「ラピッド・エンジニアリングチーム」を見学しました。

　 理研の見学が初めての参加者も多く、その最先端の設備や研究の活用などについて熱心に質問する姿も見られました。また見学後の交流会では、インキュベーション入居企業、両会の会員が交流を深めました。