埼玉産業人クラブ・埼玉ビジネス研究会(小原敏治会長・小原歯車工業社長)は、11月28日から12月1日の日程で海外に目を向け中国の珠海を訪問しました。会員の平和産業珠海工場や中国取引についての講演会などを行いました。
平和産業珠海工場は、マイクロモータ用含油軸受(オイルレスベアリング)や小型含油軸受(商品名:ピースロン)を中心に製造している。現地法人の大竹政行社長から工場の概要など、また総経理助理の崔倫江氏から現地の経済状況などの説明を受けました。参加者は賃金や物価、宗教、人材育成の幹部と労働者の違いなどの質問が相次ぎました。工場見学では手作りの小さな自動粉成型機など多彩に陳列されていました。
講演会では、三恵有限公司(本社香港)、西口元三顧問に「アジアに駐在、居留する日本人に期待する事」と題してお話しをいただきました。西口顧問は、中国の行政組織を4つに分けて(直轄市4市、北京、上海、天津、重慶。22省。5自治区。2特別行政区)見ることや華人(福建人、広東人、潮州人、客家人、海南人)の採用も華人によって違うこと、ビジネスはハイリスク・ハイリターンを目指しヒットエンドランを進め儲けたお金で工場を造り、いつでも撤退できるように考えること。何よりも自分の意志、希望で来たかで海外は決まると苦言を指した。アセアンの各国の人口と中国の市の人口を見比べ、どちらに比重を置くかは各社の問題だが、戦略、戦術を持ってビジネスを展開してほしいと語りました。
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