埼玉産業人クラブ・埼玉ビジネス研究会（小原敏治会長＝小原歯車工業社長）は3月6日、「じっくり訪問シリーズ第19弾（いかにビジネスを発展させたか〜オヤジから学ぶ〜シリーズ第23弾）」として、埼玉県川口市の辻井製作所を訪れました。会員ら12人が参加。同社社長の辻井一男氏を講師に迎え、先輩の経営手法などを学びました。

　辻井製作所は、建設機械やエレベーターなどの鋳造部品が主力。参加者は、造型、溶解、仕上げなど各工程を熱心に見学してました（写真）。

　講義では辻井氏が独自の経営方針を披露。「他の鋳物屋ができなくて顧客が困っている仕事は、絶対にやらせてもらうようにしている」と強調。また、自身の経験を振り返りつつ「楽しく仕事をすることが何より大事。従業員と顧客に恵まれてここまでやって来られた」と述べました。

　質疑応答では、電気料金抑制の工夫などを尋ねる声が上がっていました。