|
発明協会参与 田勢氏の辛口トーク
|
|
|
作家で歴史研究家の加来氏が講演
|
|
|
講演後の懇親会
|
埼玉産業人クラブ・西部支部(細沼哲夫支部長=日本伸管社長)は、川越商工会議所、日刊工業新聞社との共催で、7月29日に埼玉県川越市内の川越プリンスホテルで「ビジネス交流セミナー」を開きました。地元企業の経営者や金融機関など約100人が参加し、「今、経営者に求められるもの−中小企業の勝ち残りの戦略&歴史に学ぶ逆転の経営学」をテーマに、変革期を生き抜くヒントを学びました。
第1部は、発明協会参与で前全国中小企業団体中央会専務理事の田勢修也氏が日本経済のカラクリについて辛口トークを展開。中小企業が勝ち残るには「次の事業を展開する時、後継者や若い社員に議論させ、意見を取り入れることが必要だ」と訴えました。
また第2部では、作家で歴史研究家の加来耕三氏が講演。日本人の歴史観について「フィクションとノンフィクションを混同してしまう」と指摘し、人気の歴史上人物を例に「常識的な見地から離れて語られがち。物事には必ず前提がある。奇跡や偶然に期待せず、地に足のついた常識を持つことが大事」と強調しました。加来氏の対話形式によるテンポ良い話に、会場は笑いの渦に包まれました。
講演会後の懇親会では、来賓として関東経済産業局長に就任した高橋武秀局長も駆けつけ、講師の加来氏も輪になって、なごやかに歓談しました。