埼玉産業人クラブは10月20日､｢第27回埼玉県産業振興懇談会(知事懇)｣を日刊工業新聞社との共催により浦和ロイヤルパインズホテル(さいたま市浦和区)で開きました｡会員ら130名強が参加､第1部では埼玉産業界を代表して3氏が県産業労働部の馬場竹次郎部長らと産業政策について意見交換しました｡また第2部では上田清司知事と､埼玉産業人クラブ副会長3氏をパネリストに､会場の参加者を交えながら埼玉県産業の発展に向けて熱心にディスカッションしました｡
(知事懇については､｢日刊工業新聞｣11月18日付で発行予定の別刷｢SAITAMA特集｣で詳報します｡)

第1部の｢埼玉県幹部を囲む意見交換会｣では､日本電鍍工業の伊藤麻美社長､NKR精工の那倉和彦社長､ニソｰルの田崎薫社長の3氏が､ベンチャｰ企業育成､産学連携､企業誘致などをテｰマに質疑､県産業労働部の幹部と活発にやり取りしました｡
一方､第2部の｢上田知事とディスカッション｣では､上田知事のご挨拶を受けた後､パネリストとして平和産業の大竹功一社長､日本伸管の細沼哲夫社長､デサンの藤池誠治社長の3氏が上田知事とともに登壇｡ディスカッションは､9月の知事による米国訪問に視察団長として参加した藤池社長からの発言で口火を切りました｡上田知事からは率直な発言が飛び出し､会場をわかせる場面も多く､上田知事に対し会場の参加者からも質問･意見が出され､埼玉の産業振興､将来の発展に向けて有意義で具体的な議論を深めました｡
引き続いて開かれた懇親会には､経済産業省の高橋武秀関東経済産業局長も加わり､あちこちで話に花が咲き､文字通り盛会となりました｡