埼玉産業人クラブは10月19日、日刊工業新聞社と共同で「第29回埼玉県産業振興懇談会(知事懇)」をホテルブリランテ武蔵野(さいたま市中央区)で開催しました。「もっとよくなるSAITAMA」をテーマに、上田清司埼玉県知事をはじめ県産業労働部幹部と産業振興を中心に意見交換しました。また懇親会には、経済産業省の藤田昌宏関東経済産業局長もかけつけ、討論を受けて熱気あふれる交流の場となりました。(知事懇については、「日刊工業新聞」11月30日付で発行予定の別刷「SAITAMA特集」で詳報します。)
知事懇には、今回も県内産業界のクラブ会員ら約140人が参加しました。第1部の「埼玉県幹部を囲む意見交換会」では、日本メタルガスケットの植田耕作社長、入曽精密の斉藤清和社長の2氏が産業人クラブを代表して創業支援や、県北、県西地域への技術支援、モノづくり人材の育成などについて質問。これに対して、県産業労働部の飯島和夫部長らが、県の取り組みの紹介を交えながら答えました。
また、第2部の「上田清司知事とディスカッション」では、小原歯車工業の小原敏治社長と、デサンの藤池一誠専務がパネリストとして登壇。知事を囲んで、事業承継や産業支援への取り組み、知事の2期目のマニフェストでもある女性のチャレンジ支援のほか、観光産業の振興などについて活発に議論しました。ディスカッションでは、パネリストだけでなく、会場の参加者からも意見が出され、知事と意見交換しました。