埼玉産業人クラブ（住田正利会長＝住田光学ガラス社長）は1月29日、さいたま市中央区のラフレさいたまで「08年新春賀詞交歓会」を開きました。会員企業をはじめ、大学、行政関係者ら約180人が出席。恒例の「ビジネスミーティングたいむ」では新会員の紹介などがあり、和やかな雰囲気の中で互いのビジネスの話題を中心に懇親を深めました。

　病気療養中の住田会長の代わりに主催者あいさつに立った小嶋隆善副会長（小島鉄工所社長）は「今年は年初から株価の乱高下など不透明な一年の始まりなってしまった。しかし、埼玉県は中小企業が多く、ものづくりの企業が多い。ものづくりに誇りと自信を持って素晴らしい一年にしてほしい」と呼びかけました。

　また、来賓の藤田昌宏関東経済産業局長は「日本は今、サブプライム問題、株安、原油・原料高の三重苦。下請け企業に対する不当な取引価格が増える懸念がある。経産局ではこれに対する相談窓口があるので、気軽に相談してほしい」とアドバイス。続いて飯島和夫埼玉県産業労働部長が「現在、来年度予算の知事査定中だが、08年度も産業振興に引き続き総力戦で臨む」と決意を示しました。

　「ビジネスミーティングたいむ」は、渡辺伸治渡辺製作所社長や近藤進茂日特エンジニアリング社長ら今回参加した新会員17人が紹介されたほか、埼玉大学の学長に就任予定の上井喜彦経済学部長も挨拶しました。