埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック社長)は7日、三菱電機ホーム機器(埼玉県深谷市)の工場視察会を開き、会員ら14人が参加しました。
同社は1984年に三菱電機から独立。以来、各種調理器や掃除機など三菱ブランドの家電製品を手掛けている。冒頭で吉田泰弘営業部長は「世の中に無い商品の開発を重視している」と会社の方針を紹介。09年に業界で初めて投入した蒸気を噴出しないIH炊飯器は、現在月間販売実績が高価格帯製品としては国内トップと語った。
続いて参加者は、IHクッキングヒーターを用いた調理を実際に体験。同社製品独自の対流効果により、かき混ぜないでもカレーが出来上がる様子に驚きの声が相次ぎました。
昼食として自ら作った料理を味わった後、一行は生産現場を見学。東京ドーム1個分相当の敷地内に立ち並ぶ組み立てラインなど、熱いまなざしを注いだ(写真)。「部品はどのようなルートで調達しているのか」など、モノづくり企業経営者ならではの質問も上がりました。