埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック社長)は10月27日、さいたま市中央区のラフレさいたまで第33回埼玉県産業振興懇談会を開きました。キヤノン電子の酒巻久社長が「ドラッカーの教え通りに経営してきました」をテーマに経済講演したほか、埼玉県幹部が会員企業と産業振興を中心に意見を交わしました。会員など約110人強が参加しました。
酒巻社長は、新人時代に出会ったドラッカーの著書に書かれている内容を、仕事に生かしてきた経験を紹介。「経営者は目的を明確に提示しなければならない」と述べました。また「良い会社ほど能動的な社員が多い。選択、集中の判断ができる人材を育てるべきだ」と人材育成の重要性も述べました。
県幹部との意見交換会では、共同技研化学の濱野尚吉社長、エム・ケーの渡辺雄一郎取締役、モスト技研の見崎秀行社長、埼玉工業大学の内山俊一学長が代表して、企業誘致や産学連携のあるべき姿などを質問。県産業労働部の松岡進部長をはじめ各担当幹部が県の取り組みと今後の方向性を説明しました。
懇親会では上田清司埼玉県知事、清水勇人さいたま市長、梁嶋利道関東経済産業局総務企画部長、居戸利明関東財務局長が駆けつけ会員らと交流を深めました。