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埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック社長)は8月29日、さいたま市浦和区内で例会「ヨーロッパ野菜の市場創造」を開いた。さいたま市産業創造財団・ヨーロッパ野菜研究会事務局の福田裕子氏が講師を務め、約25人が参加した。
レストランやホテル向けに欧州原産野菜を少量多品種で供給する同会は市内の農家11軒などで構成される。欧州野菜の栽培を始めた1年目は「100の種をまいて三つしか芽が出ない」ほど苦労したという。種苗会社や商社などが参画して軌道に乗り、「地域ブランドづくりは異業種との団体戦」と話した。ロボットなどスマート農業への取り組みに関しての質問には「メンバー農家のニーズは少ない。むしろ効率化などのためには、現在の設備にプラスαできる、小回りのきくようなものが欲しい」と答えた。
講演後、参加者はラディッキオなどの試食を楽しみ、福田氏に食べ方などを熱心に質問していた。
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