埼玉産業人クラブ（増田文治会長＝マスダック社長）は１１月８日、浦和ロイヤルパインズホテルで「第４０回埼玉県産業振興懇談会」を開いた。会員ら約１３０人が参加し、埼玉県幹部らと意見を交わした。県の渡辺充産業労働部長は本県は企業立地件数が１０００件突破と勢いがある」と上田清司県知事のあいさつを代読した。

　第１部では、日本電鍍工業（さいたま市北区）の伊藤麻美社長、ＩＣＳＴ（さいたま市中央区）の横井博之社長、青木科学研究所（東京都港区）の青木久治社長、東立製作所（日高市）の松川ヨシ子会長が優良企業としてプレゼンテーションを行った。テーマは「企業革新と社会的責任」。各社個性あふれる発表に耳を傾けた。

　 続いて第２部では、県の新里英男雇用労働局長や埼玉県産業振興公社の織田秀明理事長ら県幹部９人と、企業側は、プレゼンを行った伊藤社長、横井社長、青木社長、東立製作所の松川晃代社長が登壇し、パネルディスカッションを行った。 「モノづくり人材の獲得・育成」をテーマに、企業トップが県幹部にさまざまな質問をした。「とんがった埼玉を目指そう」などとの提案に議論は白熱し、ユーモアまじえたやりとりに会場は沸いた。

　懇親会には、関東経済産業局の角野然生局長、関東財務局の田中?二局長、さいたま市の清水勇人市長ら、１９年１０月開催される「産業人クラブ全国会議in新潟」をＰＲする新潟産業人クラブ役員も参加して、大いに盛り上がった。