２０１９年度上期役員会・経済講演会 報告

　　埼玉産業人クラブ（増田文治会長＝マスダック社長）は７日、さいたま市中央区内で２０１９年度上期役員会と経済講演会を開催した。会員企業から約５０人が参加。役員会では１９年度上期（４−９月）事業実施・収支決算報告と同年度下期（１０−２０２０年３月）の事業計画・収支予算案を承認した。

　 経済講演会で冒頭、増田会長が「変動する時代のなか景気の動向をリードする工作機械の話をうかがえることは楽しみ。ものづくりを中心に産業界をけん引している皆さまに今日の講演会を糧にしていただければ」とあいさつ。続いて日本工作機械工業会の天野正義専務理事が「工作機械の上期の受注動向と下期見通しについて」講演をした。特に工作機械受注額の下方修正については、米中貿易摩擦の激化や設備投資マインドの低下を指摘した。また、需要はあるが低級機でないものをターゲットにし幅広く展開する必要性や、設備更新の需要取り込みの重要性を説いた。