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NITEC埼玉産学交流会 |
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■ 6 月 例 会 の 報告 |
NITEC埼玉産学交流会(長谷川勉会長T長谷川鉄工所社長)は、6月15日午後3時から埼玉県宮代町の日本工業大学で、6月例会を開きました。同大学の研究現場を訪問するシリーズの13回目で、今回はプラスチック成形加工技術が専門の村田泰彦助教授の研究室を訪れました。
プラスチック成形加工は、光ディスクやレンズ、導光板といった光学分野などに広がりをみせています。ただ、村田助教授によれば、「金属加工と違って歴史が浅く、成形現象が把握されていないなど、学問的に体系化されていない」とのことです。同研究室では、成形現象の把握のために、金型内の樹脂流動や温度、圧力を詳細に計測する手法の開発を行っているほか、理化学研究所や埼玉県産業技術総合センターと共同でELID(電解インプロセスドレッシング)研削や微細発泡成形など先端技術の実用化を目指した研究をしています。
これらの研究について、村田助教授のほか、研究機関の研究員や大学院生から説明を受けた後、実際に射出成形機などが置かれた同研究室を見学しました。
見学の後、学生も交えて懇談の場を持ちました。村田助教授は「現象把握は続けるが、応用的な研究にも力を入れていく」と、参加した会員企業に産学連携を呼びかけました。会員からは、「他業種の話題だが、共通の部分もあり興味深い」と専門的な質問が出るなど、活発な意見交換がなされました。
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