NITEC埼玉産学交流会(長谷川勉会長=長谷川鉄工所社長)は、6月2日に埼玉県宮代町の日本工業大学で6月例会を開きました。同大の研究現場を訪問するシリーズの16回目で、今回は機械工学科の丹澤祥晃助教授の研究室を訪れ、ハイブリッド風力発電システムや、鳥が羽ばたいて上昇していくときの羽の動きをイメージした「柔軟翼」を使う鳥翼型垂直軸発電機についての研究内容などを聞きました。
まず同大建築塔の屋上に設置された「ダリウス・サボニウス並結型風力発電装置(写真)」を見学。残念ながら雨天で傘を差しながらでしたが、風車を熱心に見上げ、丹澤助教授に次々と質問しました。また、ダイレクトドライブ(ギアレス)の発電機の開発、冷凍機の動特性に関する実験研究を行っている研究室内を見学した後、動力エネルギーシステムの研究に取り組んだ経緯や、今後の研究課題に関するレクチャーを受けました。
懇談会では、丹澤助教授から「(風力発電は)まだまだ課題が山積み」との指摘もありましたが、風力発電の将来性について討論が白熱しました。
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