NITEC埼玉産学交流会(長谷川勉会長=長谷川鉄工所社長)は14日、6月例会を日本工業大学の先端材料技術研究センターで開きました。最先端の合成装置や分析装置が導入されている同センターを見学した後、NASA(アメリカ航空宇宙局)の最上級エンジニアで同センター長の三好和壽教授が講演。参加者ら約50人は、講演後に同大学の学友会館に場所を移して懇親を深めました。
見学では、約14億円を投資したという同センターの検査機器をはじめとする設備に参加者は目を見張るばかり。「ぜひ活用したい」という声があがりました。また「21世紀の挑戦と新商品・技術開拓〜航空宇宙開発とビジネスチャンス〜」と題して講演した三好和壽教授は、サッカーからエネルギー問題まで縦横に語りながら、「技術、ものづくりの世界は常に変化している」と指摘。「既存の考えにとらわれない総合的な構想力が必要」などと説きました。
同大学の学友会館で講演会後に開いた懇親会では、「いい交流にもなった」と同交流会に新規入会するメンバーも。今回初参加の埼玉産業人クラブ会員も加わって産学で大いに交流しました。
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