NITEC埼玉産学交流会（長谷川勉会長＝長谷川鉄工所社長）は12月18日、「日本工業大学の新しい産学連携活動」をテーマに12月例会を同大学の学友会館で開きました。産学連携起業教育センター長の上原健一教授が講演、今後の産学連携活動の進め方について大川陽康理事長をはじめ大学人と産業界の会員が率直に意見を交換、懇談しました。

　産学連携起業教育センターは、同大学が従来の産学リエゾンセンターを発展させる形で今年4月に開設したものです。講演で上原教授は、産学連携を「大学の資産すべてを利用、活用し社会的要請に応える活動」と位置づけ、中堅・中小企業の「足りないところを支援する」と強調。また同大学の創立100周年記念事業として実施した学生起業家育成プログラム「第1回ビジネスプランコンテスト」をはじめとする起業教育についても紹介しました。

　懇談では、「ちょっと大学で実験をお願いしたい」といったケースの対応はもとより、シーズ利用だけにとどまらない新たな産学連携の活動展開などについて話し合われました。