NITEC埼玉産学交流会（長谷川勉会長＝長谷川鉄工所社長）と、埼玉ビジネス研究会（小原敏治会長＝小原歯車工業社長）は5月24日、合同で例会を開きました。両会が合同で例会を開くのは初めてで、両会のメンバーである仁科工業（さいたま市、仁科俊夫社長、048・831・5238）のメカシス工場（久喜市）を見学しました。若手経営者と産学交流に携わる関係者が参加、両会のメンバーの貴重な情報交換の場ともなりました。

　同工場では、国内最大級という3万2000リットル級の超大型めっき槽を導入したばかり。競合するメーカーからも受注がくるほどで、参加者は処理の難しいアルミ専用無電解ニッケルめっき装置などもそろった工場を見学しました。また、めっき加工の研究や検査をするユニテクセンターも見学。担当者が3次元の表面解析ができる最新鋭の光学顕微鏡を紹介しました。

　参加者からは、「どれくらいの大きさのものまでめっきできるのか」、「1か月の受注量は」などの質問がさかんに出されました。