NITEC埼玉産学交流会(長谷川勉会長=長谷川鉄工所社長)は10月24日、第23回定時総会を日本工業大学(埼玉県宮代町)の百年記念館で開催しました。総会では改めて「産学交流を一層進めていく」(柳澤章学長)方針を確認。また総会後には完成したばかりの図書館・情報複合施設である同館を見学しました。
総会では、創立100周年記念式典への参列や東京駅前の大学が集積する「サピアタワー」での納涼例会など前年度の活動を報告。沖縄県の宮古島での学外研修など新年度の取り組みと役員改選を原案通りに承認しました。
施設見学は、創立100周年を記念して建設された同館を設計した建築学科の小川次郎准教授から説明を受けながら進められました。参加者の目を引いたのが、外壁全体に取りつけられた水噴霧システム。雨水を利用した霧の気化熱により、真夏でも建物周辺を2〜3度C下げて冷房負荷を低減できるというもので、「実用レベルで設置したのは国内で初めて」(小川准教授)としています。参加者からは、各施設の利用方法やガラス張りの同館の耐震性などについて質問が出されました。
また見学会の後は、懇親会で大川陽康理事長をはじめ大学関係者と会員同士の親睦を深めながら新年度へのスタートを切りました。
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