NITEC埼玉産学交流会(長谷川勉会長=長谷川鉄工所社長)は11月28日、「進化するCAD/CAMの最前線」をテーマに11月例会を日本工業大学で開きました。「研究現場訪問シリーズ」の21回目で、同大学機械工学科の長坂保美研究室を訪問しました。最新のCAD/CAM動向や長坂研究室でのCAD/CAMの教材開発などが紹介され、中小企業にとってのCAD/CAMの有効利用法や生産体制に合わせたCADシステム構築などへの理解を深めました。
長坂准教授は「3次元CADを生かすには一元化とIT化、統一化を進め、現場が使いやすいCADを取り入れることが必要」と指摘。「営業が取引先に対して、即応できる体制づくり」を構築するうえでも、部署ごとに導入したCADはデータをまとめて一元管理するなどが重要とアドバイスしました。
同研究室では、動画によるCAD/CAMの教材について学習できる内容や操作方法などを見学。「CADソフトをマスターするのに、どれぐらいかかるのか」といった質問も出され、同分野の人材育成の実践的なツールに参加者の関心が集まりました。
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