埼玉産業人クラブ・NITEC埼玉産学交流会(長谷川勉会長=長谷川鉄工所社長)は26日、新春賀詞交歓会を東京都台東区の浅草ビューホテルで開きました。建設中の東京スカイツリーが窓から望める26階会場を舞台に、美しい夜景を楽しみながら大いに交流を深めました。
冒頭のあいさつで長谷川会長は「景気の底は脱したが、まだニコニコ笑顔を振りまける状況ではない。モノづくりの原点に立ち返ると同時に健康管理にも気を付けてよい年にしましょう」と呼びかけました。柳澤学長は「経済環境が変化を遂げる中で企業はどのような工夫をされるのか。今年もこの会を通じて勉強させて頂きたい」と抱負を述べました。
交流会の半ばから、ジャズシンガー青柳陽子さんとバックバンドが情感あふれる歌声と音色を披露。「テネシーワルツ」をはじめとする名曲の数々に食事を止めて聴き入る参加者の姿も見られました。会の終わりのあいさつで小島鉄工所(埼玉産業人クラブ会長代行)の小嶋隆善社長は「今日、窓から東京スカイツリーを見たときは今の景気を表すかのように暗くぼんやりと見えたが、皆さんと交流した後にふたたび見ると、何だか輝かいて見える」とまとめ、会場を沸かしました。
ジャズの音色が響く落ち着いた雰囲気の中で不透明な景況感を吹き飛ばすような活気あふれる会となりました。
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