埼玉産業人クラブ（増田文治会長＝マスダック社長）は5日、日本工業大学宮代キャンパス（埼玉県宮代町）で日本工業大学や埼玉県などと共同の経済講演会を開きました。会員をはじめ、地域の企業関係者ら約100人が会場に訪れました。

　日産自動車栃木工場長の高岡洋海氏は「日産の環境行動計画（NGP2010）に基づいた商品戦略」をテーマに講演しました（写真）。高岡氏は12月に販売開始する電気自動車（EV）「リーフ」の普及に向けた取り組みとして、全国の日産ディーラー店舗に充電器を設置した独自の戦略的充電ネットワークを紹介。「自治体だけに頼らず自分たちでインフラ配備しないと、リーフを投入できない」と述べました。

　会場では講演に先立って、学生が立てた起業計画を審査する「学生起業家支援プログラム第5回ビジネスプランコンテスト」の授賞式も開きました。優秀賞の受賞者8人が自らのビジネスプランを発表。若い世代ならではのアイデアに対し、来場者は熱心に耳を傾けました。