埼玉産業人クラブ・NITEC埼玉産学交流会（長谷川勉会長＝長谷川鉄工所社長）は6月25日、埼玉県宮代町の日本工業大学で6月例会を開き、二ノ宮進一同大学准教授の研究室を訪問いたしました。

　二ノ宮准教授は、研削や切削など機械加工が専門分野。冒頭、長谷川会長は「機械加工は単純なようで奥が深い。楽しみにしています」と述べました。講義では、二ノ宮准教授が研削液の使用を最小限に抑える独自の「フローティングノズル法」や、マイクロバブルの性質を応用して研削液を浄化する研究などを紹介。「高精度・高能率加工と環境に優しい加工が2大テーマ」と強調しました。

　その後、参加者は二ノ宮准教授の指導により同大学学生が製作したオリジナルミニ旋盤を見学。二ノ宮准教授は、「機械を使うだけでなく、機械を作る立場だという意識を学生に持たせることが重要」と話しました。