 池上金型の工場内 |
埼玉産業人クラブ・NITEC埼玉産学交流会(杉本賢次会長=丸一ゴム製作所社長)は3月2日、「池上金型工業見学会&就職最前線講話」を行った。見学会には、日本工業大学の3年生3人を含む約20人が参加した。
池上金型工業(埼玉県加須市)は、食品容器用から医療器具用、自動車部品用まで多様なプラスチック成形用金型を手がけており、池上正信社長が80年以上の歴史と事業内容を説明。図表を多用した掲示物で目標や課題を明らかにする「ビジュアルマネジメント」について、「品質と生産性、社員スキルの向上が目的。出張の多い私が5分で受注・売り上げなどの流れを把握できて便利」と述べた。
昼食時には、社員食堂で特製のカレー定食に舌鼓を打った。2009年5月、同社を視察された天皇陛下が召し上がったとあって参加者は感激していた。
日本工業大学(埼玉県宮代町)では、竹内貞雄学生支援部長と初見範子就職支援課長による講話「最新就職事情」に聞き入った。空前の売り手市場のため就職活動は前倒しされ、社員が知り合いを紹介する「リファラル採用」など多様な採用法があることが紹介された。参加者からは「ストレス耐性テストとは何か」「内定の決め手の時期は」など質問が相次いだ。近くの居酒屋で懇親会も行った。

池上金型でごちそうになったカレー |

一緒に見学した日本工業大学の学生3人) |
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