ＮＩＴＥＣ埼玉産学交流会（杉本賢次会長＝丸一ゴム製作所社長）は１１月５日、日本工業大学学友会館（埼玉県宮代町）で開かれた日工大の「第１３回ビジネスプランコンテスト表彰式」で、「ＮＩＴＥＣ埼玉産学交流会賞」に機械工学科３年の別井祐介さんの「携帯ＡＲ（拡張現実）アプリによる駅の案内」を選んだ。杉本賢次会長から表彰盾とトロフィーを授与した。

　別井さんは、スマートフォンをかざすだけでバーチャルで複数言語の道案内を表示するプランを発表。災害時の道案内や、地方の観光振興にも生かせるとの期待をにじませた。 ＮＩＴＥＣが協賛する同コンテストは大学の起業教育カリキュラムの一つ「起業とビジネスプラン」の受講生や、専門的研究を行う大学院生らも参加し、今回３６０件の応募があった。「学長賞」に輝いた創造システム工学科３年の奈良勇輝さんの「完全オーダーメイドキャラ弁用器具の製造販売及び海苔のカットサービス」は、「第１５回キャンパスベンチャーグランプリ東京」（日刊工業新聞社など主催）で「りそな銀行賞」も獲得した。