埼玉産業人クラブ(小嶋隆善会長代行・小島鉄工所社長)は11月17日、川口地区例会として、ものつくり体質強化研究会を川口駅前市民ホール「フレンディア」(埼玉県川口市)で開き、テーマは「産学官連携で何を生み出すか」と題して行いました。
冒頭の挨拶では、山城精機製作所の堀信夫相談役が「自立的連携で新しい仕事・新しい販路をつくり出す必要がある」と語った。これを受けて、シーエスエンジニアズ北関東支店の川田泰博取締役支店長が、マンホールの浮き上がりを防止する「ハットリング工法」の開発過程で、東京電機大学と協力した事例を発表。続いて埼玉県産業労働部新産業育成課の竹永祥久課長が、中小企業の次世代産業への参入について新たな支援策を紹介、埼玉を新産業の拠点とする構想案を披露した。
その後のパネルディスカッションでは、産学官それぞれの専門家が「開発を事業化する過程をプロデュースする取り組みが必要」また「中小企業と学・官の間にはまだ距離がある」など、さまざまな問題意識をぶつけあい、産学官連携の新たな道筋を探った。
交流会では、産学官の懇親を深めました。