NITEC埼玉産学交流会(長谷川勉会長=長谷川鉄工所社長)は11月18日、11月例会で日本工業大学の「ヒューマノイド・ロボット工房」(写真)を訪問しました。同工房は、実践的なものづくり教育
を標榜する同大学ならではの施設で、2足歩行ロボット35台を設置、世界で初めて学生1人1台の教育環境を実現しています。例会では、同工房の責任者である中里裕一助教授から直接話をうかがうとともに、本格的2足歩行ロボットに実際に触れ、討論と懇談の場を持ちました。
研究現場訪問シリーズ」の第17回目。例会では、中里助教授はロボットを使った教育プログラムや2足歩行ロボットの仕組みについて解説。「2足歩行ロボットを作ることが目的ではなく、学生にはロボットを通じて機械工学、システム力学、数学などの基礎知識の大切さを実感してもらいたい」とし、「5年後には日工大ブランドのロボットを開発したい」と今後の抱負を語りました。
参加者は実際に2足歩行ロボットに触れ、講義を体感。同大学内の「産学交流会サロン」に場所を移して開いた懇談会(写真)では、「自社の技術をロボット開発に応用したいと考えており、参考になった」などといった声が出されました |